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恋愛に効く嬉しい瞑想効果と恋愛に振り回されないための瞑想極意とは!

「恋は盲目」という言葉がありますが、人は恋愛をすると周りが見えなくなったり、感情的になり些細な事に幸せや悲しみを覚えたりと、心情が変化します。 

実は恋や愛を司るのは脳、より厳密に言うと脳内物質ということをご存じでしょうか?

恋をすると脳内では何が起こっている?

人間の脳には、神経伝達物質と呼ばれる情報を伝達するための物質があります。

神経伝達物質は100種類異常にも及びますが、中でも3大神経伝達物質と言われるのが、ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンです。
これらの受け渡しが脳内で行われ、人体のあらゆる機能をコントロールしています。

恋愛中には、ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンのバランスが崩れるため、喜怒哀楽が激しくなります。
また脳内麻薬と呼ばれる神経伝達物質も分泌されるので、冷静ではいられなくなってしまうのです。

恋する女性

その結果、落ち着いて判断し行動することができず、相手に感情をぶつけてしまい上手くいかないなどということが起こるのです。

そのような時に冷静になる手段の一つとして、覚えておいて頂きたいのが「瞑想」です。

「瞑想」というとスピリチュアルなものだと誤解されやすいですが、約40年前にアメリカの脳科学者ジョン・カバット・ジンが仏教のヴィパッサナー瞑想を元に考案した「マインドフルネス瞑想」は、脳科学や臨床医学の領域でも実証された科学的な「瞑想」です。

今回は「瞑想」を習慣化することによる嬉しい「恋愛効果」について、脳内・体内・アンチエイジング・意識別にご説明いたします。

瞑想によって起こる脳内変化とは

瞑想を行うことにより脳内でα波が発生することは知られています。
α波は脳波の一つで、リラックス時にのみ発生します。

α波が出て副交感神経が優位となることで、脳内ではセロトニンやオキシトシンが分泌されます。

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、例えネガティブに落ち込むことが起こっても、ポジティブな感情が沸き上がり脳内が活性化されます。
セロトニンは精神安定剤とよく似た分子構造をしているので、精神が安定し、また余計なストレスを受け流してくれます

リラックスした女性

またオキシトシン安心感を増大させ、人との絆を強固にする働きがあります。
別名「ラブホルモン」と呼ばれ、パートナーとのスキンシップによっても分泌されることが知られています。

瞑想によって起こる体内変化とは

瞑想によりα波が出ることによって、自律神経では副交感神経が優位になり、血管が拡張されます。
これにより血流が改善され、身体の隅々までしっかりと栄養が行き渡り、艶のある美肌が作られます。

24時間型社会に生きる現代人は、交感神経と副交感神経のバランスが上手く取りづらいと言われています。
夜に副交感神経へとしっかりバトンタッチすることで、正しい睡眠がとれるようになります。

瞑想は、自律神経のバランスを正してくれる嬉しい効果があります。

瞑想によって起こるアンチエイジング効果とは

「テロメア」をご存じでしょうか?

人間の身体は、約60兆個の細胞が集まってできており、細胞が分裂に分裂を重ねて臓器となって動いています。
それらの設計図の役割がDNAであり、DNAの末端にはテロメアという組織があります。

テロメア「命の回数券」と言われており、細胞分裂の回数を司っています
つまり分裂に伴い、テロメアは短縮していくのです。

テロメア

テロメアの短くなった古い細胞は、そもそも細胞が分裂しにくくなり、また分裂してもエラーを起こしやすく、組織の再生がどんどん困難になってきます。

さらにそのような古い細胞は有害な物質を放出し、周囲の細胞を巻き込んで炎症し破壊を引き起こします。

これがいわゆる老化現象です。
このように「老化」は、テロメアが短くなると起こりやすくなります

テロメアは時間経過のみならず、ストレスや有害物質で傷つきますが、細胞には「テロメラーゼ」という酵素が備わっており、これがテロメアを修復し、伸長する役割があることが今わかっています。驚くことに毎日10分間の瞑想は、このテロメラーゼの働きを40%も活性化させることが医学的に明らかになったのです。

瞑想によって起こる意識の変化とは

瞑想効果により脳内でα波が発生し、副交感神経が優位となり、セロトニンの作用で心が穏やかに、ポジティブな気持ちになることを先程ご説明しましたが、ポジティブが高まると潜在意識の書き換えがしやすくなります

 人間の意識には「顕在意識」と「潜在意識」があります
「顕在意識」とは行動に直結しており、自らが意識して考えることが出来る領域のことです。(論理的な思考・理性・知性・意思・決断力など)

例えば、「今日はこの服を着て出勤しよう」「お昼に蕎麦かうどんにしようか悩む」と言った自らの意思で決定を行ったり、悩む場合に顕在意識が働いています。

一方「潜在意識」とは、普段意識することのできない領域で、顕在意識以外の無意識に備わっている部分のことを指します。(価値観・感情・感覚・直感・記憶・想像力など)

例えば、「勉強しなきゃ!と思いながらついつい漫画を読んでしまう」など、このような経験を誰しもがしたことがあると思いますが、自らの意識と真逆の行動自然と取ってしまっている場合、往々にして潜在意識が働いていると言えるでしょう。

このように潜在意識はコントロールが難しいのですが、人間の意識の割合のおよそ90%以上を占めています。
つまり人間は意識の内10%以下の顕在意識しか、自分の意志でコントロールできないのです。

ゆえに潜在意識をコントロールすることができると、今までの何倍、何十倍もの速さで「理想の人生」を実現することができると言えます。

幸せの法則

よく「引き寄せの法則」で願いが叶う!良い未来を引き寄せる!というキャッチコピーを観ますが、「引き寄せの法則」とは、心理学的に説明すると潜在能力をコントロールすることなのです。

実は、Apple創始者のスティーブ・ジョブズも潜在意識を上手く活用するために、「マインドフルネス瞑想」を使ったと言います。

人間の意識のほとんどは、過去に起こった出来事に執着したり、起こってもいない未来を不安がったりと、「過去」や「未来」への雑念が頭を占めているのです。

マインドフルネス瞑想により時間軸を「今この瞬間」へと取り戻すことで、目の前で起こっている物事を認識し集中することができるようになります。

わずかでも今以上に潜在意識をコントロールできれば、日々の生活の行動が変わり、人生が好転し始めると言っても過言ではないでしょう。

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