瞑想にモテ効果があるって本当?

GAFAが社員の能力開発やストレス軽減に、マインドフルネス瞑想を取り入れるようになって、もはや瞑想はスピリチュアルなものではなく、科学的根拠に基づいた「脳トレ」だとご存じの方も多いと思います。
しかしながら、集中力強化やパフォーマンス向上効果があることは知られていても、瞑想にまさか「モテ効果」あるなんてご存じですか?
なぜなら、恋や愛を司っているのは「脳」だからです。
瞑想はGAFAも認めた科学的根拠に基づいた「脳トレ」であり、つまり脳にアプローチできるツールと言えるのです。
瞑想の効果とは
まず、実際に瞑想にはどんな効果があるのかご説明します。
- 集中力・生産性上昇
- ストレス軽減
- リラックス効果
- 不安や心疾患の改善
- 不眠症改善
- 感情コントロール
などが挙げられます。
これは定期的に瞑想をすることによって、生じる脳波(α波)や、前頭葉にある前頭前野の容量が増えることや、海馬や偏桃体など感情を安定させる部位の活性化・鎮静化などの理由から起こります。

長らく脳は、成人すると神経や容量が減ることがあったとしても、増えることはないと思われてきました。
しかし近年になって筋肉と同じように、脳は成人になっても神経系において発達するということが証明されました。
つまり、例え瞑想していない時でも、高いパフォーマンス能力が発揮できるようになるのです。
このように瞑想は脳を変化させる効果があり、世界のトップアスリートやビジネスエリートが、脳ケアとして取り入れている事実も頷けます。
感情をコントロールするとは
このように瞑想には様々な効果がありますが、瞑想によるモテ効果を説明する上で、今回「感情コントロール力が高まる」ということにスポットを当てましょう。
瞑想は一体どのように、感情をコントロールしてくれるのでしょうか?
神経伝達物質のバランスを整える
人間の脳では、神経伝達物質という情報を伝達するための物質が神経内で受け渡しされています。
100種類以上ある神経伝達物質の中でも、3大神経伝達物質と言われるのがドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンです。
恋愛中は脳内で、このドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンのバランスが崩れるので、喜怒哀楽が激しくなってしまい、さらに脳内麻薬と呼ばれる物質も分泌されるため、人間は恋すると冷静さを保てなくなってしまうのです。
定期的な瞑想は、EQ(心の知能指数)を上げ、感情コントロール力に影響を与えます。
恋愛に振り回されず、冷静になるための手段として瞑想があるのです。
DMN活動の鎮静化
また人間は起きている時間の約半分を、目の前の事柄とは別の何かについて考えながら過ごしており、脳内では毎日5~6万以上もの思考が、無作為に浮かんでは消えているのです。
この雑念回路をDMN(デフォルトモードネットワーク)と呼び、瞑想はこの回路を、睡眠時よりも落ち着かせるメリットがあるのです。
恋愛は一人でするものではありません。

相手とコミュニケーションを図りながら、関係性を深めていくのですから、感情的で不安定で注意散漫な人と、冷静で客観的であり話をよく聞いてくれる人であれば、どちらがモテるでしょうか?
社会性な行動特性が高まる
カナダの公立学校で、9歳前後の生徒約100人を対象に、毎日3分間3回の瞑想を4か月行った実験で、生徒に面白い変化が起こったと言います。
数学のテストの点数が15%高くなったのみならず、社会性な行動特性が24%上昇、攻撃性が24%低くなったのです。
マインドフルネス瞑想などの呼吸瞑想は、少年院などの更生施設でも、「攻撃性や制御できない感情をコントロールする」目的で取り入れられています。
つまり瞑想を取り入れることで、相手を思いやる気持ちや愛情が深くなっていたのです。
瞑想とモテ効果
瞑想は自分自身と向き合うことです。

自分自身を俯瞰して眺め、否定も肯定もすることなく見つめます。
そうすることで、他人目線・相手目線から自分自身を見つめることができるようになるでしょう。
それはつまり自分の売り・メリット(長所)を理解し、セルフプロデュース力が高まるということです。
瞑想するだけで、目を瞑る(つむる)だけで、マッチングアプリで出会いのあった異性と付き合える!意識している男性とデートができる!速攻彼女ができる!などという都合の良い話ではありませんが、より豊かで幸せな人生と出会う一つの習慣になるかもしれません。